【イベントレポート】みんなのどうぐ3−2 〜かたちを考える〜

【イベントレポート】みんなのどうぐ3−2 〜かたちを考える〜

2015-11-08 14.03.23
「みんなのどうぐ3 松本暮らしの木の器」の第2回目です。今回は、かたちを考える回です。

まずは、皆さんが日常一番使っている器をお持ちいただきました。食卓のシーンのアンケートを記載いただき、それをベースにしながら発表していただきます。一人暮らしの方から、お子さんがいらっしゃる家庭、家族構成もばらばらの皆さん。漆器、陶器、磁器、木の器、大きさはお椀から鉢と言えるようなものまで様々でした。「大きな器に少なく盛りつける」「東京から松本への引越し、家族が増えていったりと、生活環境とともに食生活・器が変わっていった」など、興味深い意見もたくさん出ながら、食卓イメージの意見交換。

皆さんが毎日使う器で重視することとして出た意見は、
・持ちやすい
・いろいろな料理が盛りつけられる
・見た目が好き(食器棚の数ある器から、食卓に出して使いたくなる)
・収納しやすい(大きすぎる器は、食器棚の下の方で眠ることになる)
など。この話し合いの時間は、いつもながら貴重で楽しい時間。
thumb_IMG_7657_1024
木皿に関しては、天然オイル仕上げのものは使ったことがないという方がほとんど。有り難いことに、Pint!の木皿を使っていただいているお客様はいらっしゃいましたが、平皿のプレートのため、ほとんどがパンや乾きものを盛りつけていらっしゃるとのこと。漆器や、ウレタン塗装のものは多く流通していますし、そちらの方が馴染みがあるのかもしれません。
2015-11-08 14.20.14
今回の木の器では、「サラダ」「煮物」に挑戦したい!という声があがりました。煮物はやや色が移りそうですが、職人の小椋さんもお使いになられているようでしたし、大丈夫でしょう。我が家ではパスタにチャーハンなど、オリーブオイル仕上げの栃の木皿を様々な料理に使っていますが、木肌は使ううちに色濃く艶が出てきて、しみなどは気にならないくらいまで育っています。
2015-11-08 15.05.23
皆さんが持ってきてくださった器の、高台部分にも注目。手のかかりやすさ、テーブルに置いたときの印象、高くしすぎると器自体の容量が減ります。

触って、持ってみて、実際の使うシーンを考えて話し合った結果、「高台は持ちやすさ、指の掛かりやすさとして必要だけれど、和の印象も強くなるので、いわゆる高台自体はつけない。本体部分から高台部分をなだらかにつなげて、持ちやすさを確保する」ということに。
thumb_IMG_7671_1024
今回製作する直径22.5cmの紙でイメージを共有しながら、盛りつけたいものをイメージ。前述のサラダ、煮物の他、お肉のおかず、フルーツ、お漬け物など。深さがあるので、嵩があるものでも対応できる万能な形。毎日食卓に登場しそうです。

他のポイントとしては、「見た目が重くならないよう、形を絞る」「迫力がありすぎるのは嫌」など、実際の食卓のイメージを浮かべながら、器のイメージを固めてゆきました。
thumb_IMG_7677_1024
みんなの器のイメージが固まってきたところで、実際に形を描きました。使い方の方向性は定まっているのですが、形は大きく分けて2案あり、両方比べて検討することになりました。

次回は2月に「形をつくる」回。職人の小椋さんの工房に伺って、サンプル製作&修正を行ないます。上の2案を製作いただいてから、いずれかに決める流れになりそうです。時間内におさまるかが今から少し心配ではありますが、しっかり進行してゆきたいと思います。

次回が3ヶ月後なのは、今回のみんなのどうぐ3に関しては、木材の調達から行なっており、木材の乾燥に必要な期間です。(通常は、予め木材サイズを決定し乾燥を進めているため、もっと短くなります)。今、小椋さんが木材の乾燥を進めてくださっています。次回はいよいよ形が決まりますので、ご期待くださいませ!

中地